それで演題も「共に生きる福祉社会をめざして」から「未来を託す青少年に我々は今・・・・」となりました。
仁田さんが体調をくずし、急遽友人の美馬先生に頼まれたそうです。
美馬先生は土壇場でのピンチヒッターの人権講師を何度か経験しているとかで、昨日も待ってました!とばかりに 活き活きスイスイ。
前の机に用意した人権の垂れ紙?を誰か持ってくれる人~の募集もすっすと手が上がり
(隣に座っていた知人が「私、頼まれとるんよ」と嬉しそうに前に出て行きました。 私も頼まれたかったな~と思いながら、頼まれるって嬉しいことなのね、と改めて考えていました。)
さて講座ですが、公演スタイルは、自己紹介タイムや人権課題探しタイムを挟んで皆に参加意識を持たせた楽しいものでした。
内容は、同和問題の研修に義務的に行っていた自分を目覚めさせた鳥取大会の女性の言葉から始まりました。
「自分は同和問題を学ばなかったら周りを差別者とみなしてこわがっていたと思う。学んでよかった。」この言葉で自分を優しくする為に学ぶと悟った?そうです。教師時代や少年鑑別所で出会った事例からは、食の欠落が少年達から愛を奪って行った。そんな例が本当に多いと「食」の大切さを強調されました。
マラソンとの出会いも語られ、(レジメには「そのとき歴史が動いた」と)何より嫌いだったマラソンが、今では夫婦でマラソン国際大会遠征です。
徳島県警の「留置場視察委員」として感じた少年たち。では、思い切り叱る大人がいたら、思い切り抱きしめる大人が一人でもいたら、ここには居なかっただろうと感じたと話されました。
美馬先生の様々な経験からあふれ出したお話で、続きをもっと聞かせて~と思いながら聞いた講演でした。
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