「もっといろいろ聞いて置けばよかった!」
告別式の間中そう悔やんで、早すぎる死を惜しみました。
阿南市議会は大きな柱を無くしてしまいました。
世の中はいつ何が起きるか分からないが保岡議員の死はまさにそうだったと、市長は弔辞で述べられ、驚きと、惜しみ悲しみ、保岡議員を『努力の人』だと讃えていました。
また議会質問はその舌鋒の鋭さ、綿密な計算などから芸術的でさえあったと。
私は努力の人というか天才だと思っていたので、努力の人と聞いてそうだったのかとあらためて知った次第です。
日本共産党の達田県議は早すぎる死を惜しみ、共産党がこれからだという時にと、悲しさと悔しさをにじませていました。常に「住民が主役」の姿勢を貫き、簡単には引き下がらなかった。いつも励まされて、やってこれたとも。
友人代表の方は、香川大学教育学部時代に学費が3倍に値上げされることになり、そのときの保岡議員の活動を紹介されていました。手書きのきれいなビラを作ったり、学生の経済状況を大学側に伝え交渉し、値上げは止められなかったが在校生の学費の据え置きを実現させたと。
そして、人を安心させる口調を真似ていきたいとも。
阿南市議会の12月議会で決議を迷う陳情がありました。この場合保岡さんならどう言うだろうかと考えながら決議しました。「住民が主役」と思っていても自分の理論を持って貫くのは容易いことではありません。あれでよかったんだろうか、、、。
保岡さんは常に明るく前向きで、ユーモアのセンスも抜群でした。
本会議質問で、保岡議員の質問の冒頭のジョークに何度噴き出したことでしょうか。
保岡さんが登壇するとみんな集中するんです。その緊張と期待の空気の中で笑わせるんです。
すごいですよ~。
闘病中も変わらない保岡さんで、医師も驚き感心していたそうです。
ときに家族が励まされるくらいだったと息子さんがお通夜の挨拶で話されていたと聞きました。
もうあの質問も、ジョークも、おだやかな笑顔も、話し方も、聞くことはできないんですね。
好きだったお酒とたばこ。向こうでゆっくり召しあがって下さい。
お疲れ様でした。
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