日本電工の工場敷地から高濃度のクロムが検出された問題で、四月から恒久対策工事が始まりました。地元議員として見学させて頂きました。
クロム製造プラント敷地の周囲1.6キロをコンクリート製遮水壁で囲む工事です。年内完成。
TRD工法(ソイルセメント地中連続壁工法) 施工は清水建設
まず11メートルの穴を掘り、長く縦に回転するドリルを穴につるして差し込みます。これを横に移動しながら土とセメントで、厚さ50センチ深さ11メートルのコンクリート壁を地中に作って行きます。
地中の不透水層が地下10メートルほどのところにあるのでそれに達する遮水壁です。
写真左下は工事が完了した状態。5センチほど水が溜まっている。中央の機械の前の緑のシートに囲まれた中にドリルがついている。
現場の土中の土とセメントでコンクリートを作るので、入れるセメントの分だけ土が出る。
工事場所を移動するため、一旦 ドリルを引き上げて、はずして分割して運ぶ作業をしている。
キャタピラみたいにぐるぐる回るドリルの刃
クロム製造プラントは解体工事が始まっていました。2年間かけて慎重に解体処理するそうです。ラインの中に残っているクロムが漏れたりしないように細心の注意を払いながら取り組むとのことです。
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